江島縁起

伝説によれば、鎌倉には昔、五つの頭を持つ龍がいて悪行を重ねていました。
そこへ天女が舞い降り、天女に恋心を抱く五頭龍を諭し、悪行をやめさせました。

この五頭龍をまつるのが龍口明神社(鎌倉市腰越)です。その後、五頭龍は海を離れ、山に姿を変えました。これが現在の藤沢市龍口山です。

そして、天女の天下りとともに出現した島が現在の江の島。天女は江島神社に奉られている弁財天です。江島神社には弁財天堂(奉安殿)があり、裸弁財天像(妙音弁財天)が奉られています。

平成十三年(2001年)四月一日には、御鎮座1450年式年大祭が盛大に挙行され、「神幸祭」で、江島神社とは夫婦の関係にある龍口明神社から御神輿を迎え入れました。

この伝説が記された『江島縁起』の絵巻物は、江島神社のご宝物として保管されています。

>>>>http://enoshimajinja.or.jp/enoshimaengi/ より引用